生活保護史のビックバン
生活保護史のビックバン前を「生活保護暗黒時代」
そして生活保護史のビックバン後を「生活保護交流時代」と呼びます
ではこのビックバンで一体なにが起こったのでしょう?
生活保護史のビックバンはインターネットの登場です
インターネット登場前とインターネット登場後では、生活保護の人たちの生活をどのように変わったのでしょうか?
インターネットの登場
インターネットの登場で生活保護の人たちの生活は激変しました
日本でインターネットが普及したのは2000年代初頭です
もう少し前からインターネット自体は利用は可能でしたが、ダイヤルアップ接続で利用料金が非常に高額だったりしました
生活保護の人たちがインターネットを利用できる状態になるには月額数千円が限界だと思います
ですので2000年台初頭から現在の2024年の約20年間が、インターネットを利用できる「生活保護交流時代」で、それ以前の約130年間が「生活保護暗黒時代」です
なぜ生活保護の団体がまったくないか
生活保護の当事者団体やコミュニティはなぜか1つも存在しません
これはなぜなのでしょうか?
部落の人たちや在日朝鮮人の人たちは、それぞれ団体やコミュニティが存在します
生活保護の人たちも150年の歴史があるにもかかわらず団体やコミュニティが1つもないのは、実は明確な理由があるのです
それは生活保護の人が、ほかの生活保護の人が誰だかわからなかったからです
生活保護の管理システム
生活保護になるにはどうすればいいでしょうか?
超簡単にいうと自分が住んでいる役所の生活保護担当課に行って、生活保護を申請して申請が通れば生活保護になれます
申請が通ったかどうかは役所が教えてくれます
つまり自分が生活保護かどうかは本人は確認できるわけです
しかしほかの生活保護の人が誰かは全くわからないんです
あなたが街を歩いていてすれ違う人が、生活保護か生活保護ではないか判断できないように生活保護の人もすれ違う人が生活保護かどうか確認することができません
生活保護の人たちは自分が生活保護かどうかは確認可能ですが、自分以外の生活保護の人が誰なのか元々確認するすべが無かったのです
生活保護を受けていて役所が他の生活保護の人のことを基本教えてはくれません
誰が生活保護か知っているのは役所や役所から依頼を受けた人だけです
インターネットで状況が変わる
このブログを書いている2024年現在は生活保護の人同士はつながることが可能です
それは役所がシステムを変えたわけではありません
インターネットが一般利用できるようになったからです
実名または匿名で「私は生活保護だ」と言えるようになったからです
インターネットはTVやラジオと違って相互通信なので、生活保護同士でお互い生活保護を受けていることを公表すれば、交流が可能になったのです
このインターネットの登場により状況が一変しました
次回予告
インターネットの登場により「生活保護暗黒時代」を終わりを告げました
次回はインターネットの登場により生活保護の状況がどう変わったかもう少し詳しくみていきます