生活保護史の歴史区分
このシリーズの最後に生活保護史の歴史区分について書きたいと思います
もう出てきた用語ですが「生活保護史のビックバン」「生活保護交流時代」「生活保護交流時代」などの用語を使っていきたいと思います
まだ書くことがあるので生活保護史についてはまた書きたいと思います
生活保護史は約150年
生活保護という名前ではありませんでしたが、生活保護制度にあたるものは明治時代初期から存在します
最初は恤救規則という名前(法律名)でその後に救護法そして今現在の生活保護法という形で存在しています
恤救規則とか救護法と名前が違うからと言って生活保護ではないわけではありません
名前は違えどずっと良い福祉が行われてきたのです…と言いたいのではなく、「恤救規則と救護法のときは、名前や法律が違うので責任はないですよ」と行政が言ってくる可能性があるので、そうではないという意味もあります
生活保護暗黒時代は約130年
明治初期からインターネット登場までの約130年が生活保護暗黒時代です
ただしインターネット登場初期はダイヤルアップ接続や高額な定額料金だったため、この時期は生活保護暗黒時代に含まれます
今現在も世論による生活保護バッシングや行政の生活保護差別、貧困ビジネスなど枚挙にいとまがないです
インターネット登場後ですらこの状況なので、生活保護の人たちへの行政などの対応は今よりもひどいと考えるべきです
生活保護の人が、ほかの生活保護の人が誰だか分からなかったという北朝鮮顔負けの管理体制が130年ずっと続いていたのです
当時ニュースや問題になっていないのは差別がなかったわけではなく、ほとんど明るみになっていないと考えるべきだと思います
生活保護交流時代は約20年
インターネット利用料金が月額数千円代になった2000年代初頭から現在までが、生活保護交流時代です
まだ約20年しかありません
この約20年の間に
①生活保護同士で交流ができるようになった
②生活保護同士で組織を作れるようになった
③生活保護同士で情報を共有できるようになった
④生活保護の情報発信者(ユーチューバーやニコ生主)が現れた
などの変化がみられるようになりました
歴史で例えるならインターネットは生活保護にとって明治維新や産業革命に匹敵する内容なのです