vol.38 低レベル業界論5 不求結果

2025年4月1日火曜日

低レベル業界論

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低レベル業界共通項 不求結果

低レベル業界共通項の最後は「不求結果」です

低レベル業界では結果が求められません

低レベル業界では悪い結果が出ても誰も気にしません

どのような結果がでても改善したり批判されたりはしないのです


なぜ結果が求められないのか?

なぜ低レベル業界は結果が求められないのでしょう?

結果とはサービス内容の結果です

例えば1か月後の手術費用100万円を募金でまかなう福祉サービスであるならば、1か月以内に100万円を集められなければ失敗になります

ところが募金する側が好意で募金したり、貯金10万円の人が10万円募金したら90万円足らないのに成功したことになっていたり

低レベル業界は結果が無視されている現状があります

結果が求められない理由はいくつかあります


理由1 当事者型市場原理が弱い

結果が求められない理由の1つは、当事者型市場原理が弱いことがあげられます

当事者にとっては福祉サービスやほかのサービスを受けて、良い結果が出なかった場合はサービス提供者側を通常は批判することができます

しかし当事者型市場原理が弱いと結果を追求することが不可能です

これはサービス提供者側にとっては非常に有利な状況です

結果に問題があっても追及や批判をうけないからです

当事者型市場原理が弱ければ、サービス提供者の利益が優先され結果は求められなくなります


理由2 第三者型市場原理が強い

結果が求められない理由のもう1つは、第三者型市場原理が強いことがあげられます

理由1と一緒でこちらも当事者型市場原理が弱いのですが違いがあります

理由1はサービス提供者型市場原理が強いのが原因ですが、理由2は第三者型市場原理が強いのが原因です

第三者型市場原理が強い場合は、サービス提供者は当事者(サービス利用者)ではなく第三者に気を使います

だいたいこのような場合はサービス提供者型市場原理も強いのですが、さらに第三者型市場原理が強い場合も当事者(サービス利用者)の利益は優先されません

結果が求められないとサービス提供者側が得をします

第三者は得をするかというと、そういうわけではないのですが第三者型市場原理が強い場合も結果が求められることはありません

なぜなら結果が悪くても第三者は困らないからです

第三者からの批判が来ない以上、サービス提供者側は結果を気にしません

第三者さえ納得すればサービス提供者は利益を損なわないので、結果が求められることはありません


理由3 善意障害の巣窟になっている

善意障害の巣窟となっている低レベル業界では善意があれば結果は求められないことになっています

善意障害の考え方としては、善意で何かをすれば相手が喜ぶと思い込んでいる場合があります

善意障害からすれば善意で何かやった以上、それは感謝されて当たり前であり自分たちは素晴らしくって当たり前なのです

結果で判断されてしまうと善意障害からすれば、自分たちの理想世界が壊れてしまうのです

結果が求められない業界は彼ら彼女らにとっては大変住みやすい業界なのです

福祉業界のように善意がすべての業界は結果が求められません

善意障害については、まだちゃんと説明できていないのでいずれ詳しく解説したいと思います


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